防風林に突っ込んだ夜行バス事故 運転手の死因は病死 三重県警が運行会社関係先を家宅捜索

三重県御浜町の国道で大型の夜行バスが国道脇の防風林に突っ込み、運転手1人が死亡し、乗客21人が搬送された事故で、司法解剖の結果によると運転手の死因が病死だったことが分かりました。
この事故は22日午後8時半頃、西武観光バス運行の夜行バスが、乗客21人を乗せ和歌山県那智勝浦町から埼玉県さいたま市に向かう途中、御浜町下市木の国道42号線で道路脇の防風林に突っ込み、運転手の橋爪悟志さんが死亡、乗客21人が病院に搬送されたものです。
警察は24日に司法解剖の結果を発表し、運転手の死因は心臓の病気による病死で、運転中に意識を失い事故を起こした可能性が高いということです。
また、三重県警察本部は24日に過失運転傷害の疑いで運行会社の関係先を家宅捜索しました。
警察によりますと、現場は緩やかなカーブでブレーキ痕は確認されていないということで、警察は運行日誌や運転手の健康診断結果を分析するなど事故の詳しい原因を調べる方針です。