走らないルールのフットサルに高校生と高齢者が笑顔 地域の人と体動かし健康へ 三重県立名張高校
高齢化が進む中、地域の健康寿命向上を図ろうと16日、三重県立名張高校の生徒が考案した健康体操教室が開かれました。
地域と連携した実践的な取り組みとして名張高校が昨年度から行っているもので、今年度は健康スポーツを専攻している3年生30人が、高齢者の健康維持に必要な運動を考案しました。
40代から80代までの幅広い年代の地域住民約30人が参加し、生徒たちと一緒にダンスやクイズを通して体を温めました。
参加者たちは3つのグループに分かれ、走らないというルールを盛り込んだフットサルや、ジャンボかるたなどに挑戦しました。
フットサルでは、走りたくなるのをこらえながら早歩きでボールを追いかけるなど、体育館は元気な笑い声にあふれていました。
参加した住民が「孫よりも若い子たちと一緒で楽しい」「家ではなかなか体を動かせないから、体操教室は良い」などと話すと、高校生からは「高齢者の方には体を動かすことを第一に考えてほしい。体操教室でやったことを家でもやってほしい」との声が上がっていました。