能登半島地震の救助活動に使われた車両なども展示 地域の住民と自衛隊員が交流

三重県津市にある陸上自衛隊久居駐屯地で、開設73周年を記念した式典が開かれ、隊員らが日頃の鍛錬の成果などを披露しました。
隊員の団結強化や士気を高めるとともに、地域住民との交流を深めようと、毎年開かれている催しで、開設73周年を祝う今年の式典には、三重県の一見勝之知事ら、関係者約250人が参加しました。
規律を守り整列した258人の隊員を前に、第33普通科連隊長で久居駐屯地司令の南平勇将・1等陸佐は「防衛力の強化を必ず成し遂げるという強い決意のもと、自衛隊の崇高な使命に立ち返りともに、職務にまい進しよう」と挨拶しました。
駐屯地内のグラウンドには、弾道ミサイルなどを迎撃する車両や、砲弾を発射する迫撃砲など、普段一般の人が見ることの出来ない兵器なども特別に展示されました。
中には能登半島地震で実際に使われた、屋外で大量の調理を行うことができる車両や、救助活動で活躍した車両なども展示され、訪れた人たちは隊員との交流を深めながら、自衛隊の役割などについて理解を深めていました。
参加した人たちは「好きなおもちゃの同じ車が展示してあって、すごくはしゃいでいて来て良かった」などと話していました。