総額8366億円 三重県新年度予算案を議会に提出 防災・減災対策の取り組みを強化
子育て支援や防災対策に重点を置いた、三重県の新年度当初予算案が17日、県議会に提出されました。
この日、県議会に提出された三重県の新年度当初予算案は、一般会計の総額が約8366億円で、新型コロナ対策の費用を除けば過去最大となりました。
一見知事はこの日の提案説明で、防災・減災対策では、南海トラフ地震対策や、去年1月の能登半島地震の教訓を踏まえた取り組みなどを強化する考えを示しました。
一見知事は「事前の備えを万全にするために、孤立支援地域対策や避難所環境改善への支援を一層推進するとともに、オペレーションルームの機能向上や、空中消火実施体制の強化を図るなど、防災対策に全力で取り組んでいきます」と話しました。
また「子どもの権利を守ること」を目的に、虐待やいじめなどから子どもを守るための取り組みや、職場の環境整備など子どもを取り巻く環境の変化に対応する支援策などが盛り込まれた「三重県こども条例」の改正案も提出されました。
この日、提出された当初予算案は3月21日に採決される予定です。