理解している人は少ない!? 日本でオンラインカジノは違法 三重県警「安易に話に乗らないで」
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最近話題になっているオンラインカジノでの賭博。著名芸能人やスポーツ選手が警察から事情聴取を受けるなど問題となっていますが、違法性などについてあまり詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。気付かぬうちに犯罪を犯してしまわないようオンラインカジノの実態を警察に聞きました。
町の人はオンラインカジノについてどのくらい知っているのでしょうか。「ニュースで聞いたことはある」「お金を賭けるというのは知らない」「どう使っていいのかわからない。多分、理解している人は少ないのではないか」と、オンラインカジノの名前は知っているものの、具体的にどういう犯罪になるのかまではよく知らない人がほとんどでした。
オンラインカジノがどういうものか、そしてその違法性について、三重県警察本部生活安全企画課の居附竜司次長は「ネット上で行われている賭博。海外では一部認められている国もあるが、日本では賭博罪の適用になるので違法」だと話します。
そもそも日本においては、刑法で公営ギャンブル以外の賭博を行うことは禁じられていて、賭博罪が認められると50万円以下の罰金または科料が課せられ、その常習性が認められると常習賭博罪として3年以下の懲役が課せられます。
まだ三重県で検挙された人はいませんが、警察庁の調べによりますと、オンライン上で賭博を行った人の検挙人数は年々増加しているということです。
気付かないまま犯罪に加担しないよう、カジノサイトの広告や謳(うた)い文句にだまされないことが大切です。
居附次長は「海外では認められているという謳い文句で、違法にならないという間違った認識で賭博行為をしてしまう。無料で賭ける、ポイントに換えて換金する行為も違法。ネット上の情報を安易に信用せず、違法になるということを強く認識して安易に話に乗らないで」と呼び掛けていました。