海苔の代わりに高菜で巻く 藤堂高虎にちなんだ郷土寿司づくりを体験
築城の名手であり、津市の礎を築いた藤堂高虎の生涯を学び、高虎にちなんだ巻き寿司を作るイベントが津市で開かれました。
このイベントは、地元・津市の歴史や三重の農産物への理解を深めてもらおうとJA津安芸が開いたものです。
参加者は、安濃津ガイド会の深見和正さんから、藤堂高虎が初代藩主として治めた津藩の領地の歴史や、高虎が生涯で26を超える城の築城に携わったことなどを学んだほか、高虎の「高」の字にちなみ、高菜で巻いた「高虎巻き」を作りました。
高虎巻きは、元東京大寿司の松田春喜さんが45年前に津のまちおこしのために開発したもので、刻んだ納豆や高虎ねぎを高菜で巻いて仕上げた郷土寿司です。
海苔の代わりに使う高菜は葉の柔らかい部分を使うといった調理のポイントを教わり、参加者は高虎巻き作りを楽しんでいました。
松田さんは「県外や津以外から来てもらったときに津ではこういう郷土寿司があるんだよと家庭で広めてもらって、そこから地道に広がって欲しい」と話していました。