母親に暴行加え死亡させたとして懲役5年の判決 43歳息子に実刑
同居している母親に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われていた男の裁判が18日に津地方裁判所で開かれ、懲役5年の実刑判決が言い渡されました。
傷害致死の罪に問われていたのは、三重県津市榊原町に住む無職の藤田好宏被告(43)です。
起訴状などによりますと藤田被告は2024年5月、自宅で母親のミサ子さん(当時66)に対し、胸や腹などを複数回にわたって殴るなどしたほか、頭を熊手の柄で殴打するといった暴行を加えてケガをさせ、死亡させた罪に問われていました。
津地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、出口博章裁判長は「無抵抗の被害者に対し一方的に暴行を加え、死亡させたことは重大」とし、藤田被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。