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欠損部分少なく95%が当時のままの船形埴輪 国宝埴輪を自治体が所有するのは初 松阪で記念展示

 三重県松阪市の宝塚1号墳から出土した船形埴輪など、278点が国宝に指定されることを記念した企画展が、13日から松阪市文化財センターで始まり、盛山文科大臣らがテープカットを行いました。

 宝塚1号墳は、松阪市宝塚町と光町にまたがる古墳時代5世紀初めの前方後円墳で、出土した国内最大規模の船形埴輪や囲い型埴輪など278点が国宝となることが決定しています。

 国宝となる埴輪を自治体が所有するのは初めてのことです。

 13日は、盛山正仁文部科学大臣と三重県の一見知事、松阪市の竹上市長らが企画展を祝ってテープカットを行いました。

 大臣らは松阪市文化財センターの福田哲也所長から、船形埴輪が10のパーツに分かれていることや、欠損部分が少なく95%が当時のままであることなどの説明を受けました。

 盛山大臣は「これだけのものをうまく保存・展示してくことは大きな意義」と語りました。

 この企画展は、9月8日まで開かれます。

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