昨年3月の息子による父親殺害事件 犯行は計画的として懲役15年求刑
三重県津市の住宅で同居する父親を殺害したとして、殺人の罪に問われている49歳の息子の裁判員裁判が、14日、津地方裁判所で開かれ、検察は男に懲役15年を求刑しました。
殺人の罪に問われているのは、津市柳山津興の無職猪又篤被告(49)です。
起訴状などによりますと、猪又被告は去年3月、同居する父親・当時79歳の首と胸をナイフで刺し、失血死させたとして殺人の罪に問われています。
この日、津地裁で開かれた裁判員裁判で検察側は「半身麻痺がある被告は、抵抗されない風呂上がりの無防備な父親を狙い、計画的に犯行に及んだ」などとして、懲役15年を求刑しました。
これに対し弁護側は「被告は自首をしていて反省し後悔している」として、懲役6年が相当と主張しました。
判決は今月26日に言い渡されます。