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式年遷宮のお木曳きに向け奉曳本部結成 「文化原点を次世代へ」

 伊勢神宮における式年遷宮の伝統行事「お木曳(ひ)き」に向け、11日に行事の運営を担う奉曳(ほうえい)本部が三重県伊勢市で結成されました。

 「お木曳き」は遷宮のための御用材を神域に運び入れる伊勢の民俗行事で、2033年の次期式年遷宮に向け来年5月から再来年8月にかけて行われることになっています。

 奉曳本部の結成式には伊勢市や伊勢商工会議所などの関係者ら約180人が参加。伊勢神宮の久邇朝尊(くにあさたか)大宮司は、式年遷宮が約1300年のあいだ62回にわたり継承されてきた行事であることを踏まえ、「文化の原点ともいえる式年遷宮を次世代へ継承するため、神宮のことを深く理解してもらい伊勢の地を盛り上げてほしい」とあいさつしました。

 大宮司らから奉曳本部の本部長を担う伊勢市の鈴木市長へ、事務局に設置される看板が贈られました。

 鈴木市長は「先人が大切に受け継いできた民俗伝統行事。大切にしながら進め、式年遷宮を機会にたくさんの方に来てもらえるよう頑張っていきたい」と話しました。

 奉曳本部は今後、6月の御樋代木奉曳式(みひしろぎほうえいしき)に向けて準備を進めていく予定です。

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