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奨学金の申請が過去最多 大学生らが街頭で募金活動

 事故や病気などで親を亡くした子どもたちの進学の夢を応援する、あしなが学生募金の活動が19日、三重県伊勢市で行われました。

 あしなが学生募金は、あしなが育英会による奨学金を受ける大学生が中心となり、支援を必要とする後輩たちに奨学金を届けようと1970年に始まった活動で、毎年4月と10月に街頭募金を行っています。

 19日、伊勢市で行われた活動には、地元の高校生やあしなが育英会の奨学金を受けて大学に通う学生など10人が参加し、おはらい町を訪れた人たちに募金を呼びかけました。

 街頭に立った三重大学医学部の北野佑弥さんも幼いころに父親を亡くし、奨学金の力を借りて夢を追いかけています。

 昨年度、あしなが育英会の高校の奨学金を申請した人は3487人と過去最多で、物価上昇の影響もあいまり、奨学金の必要性は増す一方となっています。

 募金活動を行う北野さんは「募金をしてくれる人はもちろん、チラシをもらってくれる人や、少しでも気にかけてくれる全ての人に感謝をして、少しでも恩返しできるようにがんばっていきたい」と話していました。

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