奈良時代に朝廷へ献上 「花垣の八重桜」の成長を願い 桜を観る会
地元の人たちによって大切に守り育てられてきた三重県伊賀市の「花垣の八重桜」。この桜の成長を願って、予野八重桜公園で桜を観る会が開かれました。
「花垣の八重桜」は一つの花に雌しべが2本ある珍しい花で、奈良時代、朝廷に献上されたと伝わります。
ソメイヨシノより1か月程遅れて咲く桜で、今年はまだつぼみの状態となっています。
現在の木は4代目の桜で、毎年、成長を願って地元でつくる保存会が桜を観る会を開いていて、今年は伊賀市の稲森稔尚市長とご当地キャラクターの、いが☆ぐりおが招かれたほか、二胡とギターによる演奏も行われました。
ヤマザクラやサトザクラなど予野八重桜公園に植えられた26種類のサクラは順に見頃を迎えていて、あと数日すると「花垣の八重桜」も花がほころび始め、4月下旬には見頃を迎えそうということです。