国内で唯一ラッコを飼育 時間制限導入も最大で1時間以上待ち
国内の水族館で唯一ラッコを飼育している鳥羽水族館では、ラッコを一目見ようと平日でも多くの人でにぎわっています。
県内有数の観光地・鳥羽市にある鳥羽水族館。飼育する生き物の種類は約1200種類で日本一の多さです。
特に大人気なのが、ラッコのメイちゃんとキラちゃん。愛くるしい姿がSNSを中心に人気を集め、ラッコを目当てに県内外から多くの人が訪れています。
訪れた人たちは「めちゃくちゃかわいかったです」「ラッコを見たくて来ました」「週に1回くらい見に来ている。2頭で昼寝をしていると、きょうも平和だなと、うれしくなる」などと話しています。
今年1月に福岡県の水族館でラッコが亡くなり、国内でラッコを見られる施設は鳥羽水族館のみとなってからは、ラッコの水槽前がさらに混み合うようになり、鳥羽水族館では混雑緩和のため、先月17日からラッコの観覧時間を1分間に制限するルールを導入しました。
多くの家族連れで賑わった春休みは最大で1時間以上の待ち時間が発生、午後1時の食事タイムになると水槽前にはさらに多くの人が集まりましたが、芸を披露するラッコたちを順番を待ちながら楽しむ人たちの姿が見られました。
ラッコを見た人は「アラームが鳴るので順番待ちができてゆっくり見られる気がする。ラッコはかわいかった。癒されました」と話していました。
今月末から始まる大型連休はかなりの混雑が予想され鳥羽水族館では、夕方の観覧を推奨しています。
今月21日はラッコのキラちゃんの17才の誕生日で、お祝いイベントも予定されています。