四日市で同僚女性を殺害 初公判で起訴内容を認める
去年、四日市市内の雑木林で、白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われている男の初公判が、17日、津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。
殺人の罪などに問われているのは、フィリピン国籍で菰野町の工場作業員ジュニ・ジェルビン・ベルナデス被告(32)です。
起訴状などによりますと、ジュニ被告は一昨年7月、四日市市内に止めた車の中で、同じ工場で働いていた中国籍の趙霞さん(当時36)の首を両手で絞めて殺害し、遺体を四日市市内の雑木林に遺棄したとされています。
17日、津地方裁判所で開かれた初公判で、ジュニ被告は「間違いありません」と述べ起訴された内容を認めました。
この後の冒頭陳述で、検察側は「不倫関係にあった被害者に別れ話をしたところ、被害者から家族を殺すと言われたことに腹を立て、約5分間にわたって首を全力で絞め殺害した」と指摘しました。
一方、弁護側は「犯行は計画的ではなく、被害者の脅迫的な発言がきっかけだった」と主張しました。
18日は、被告人質問が行われます。