商家の古民家などをリノベーションして宿泊施設に 「伊勢の台所」に“分散型ホテル” オープン
4月末から始まるゴールデンウィークを前に、地域に点在する空き家などを改修し宿泊施設として再生した「分散型ホテル」が伊勢市に完成し18日、オープンを記念したセレモニーが行われました。
かつて「伊勢の台所」として栄えた伊勢市河崎地区にある商人の家や蔵などを活用した「分散型ホテル」。
「分散型ホテル」は町をひとつの宿のように見立て、古民家や空き家などを改修し、客室として提供するもので主に、一棟貸しの宿泊施設として利用されています。
今回、河崎地区にある商人の家や蔵など6棟がリノベーションされ、明治時代に建てられた豆腐店を改修した客室や、建物の外観や骨組みは建築された当時の姿を残している道具蔵の客室など、当時の人の暮らしを感じられる施設が並んでいます。
18日に行われたセレモニーには、一見勝之知事や伊勢市の鈴木健一市長をはじめ、関係者約30人が出席しました。
鈴木市長は「伊勢の町並みは古い歴史・文化・暮らしが根付いている場所で、海外の方にも伊勢を知っていただく上でも満足してもらえる」と話していました。
「分散型ホテル」は今月25日にオープンします。