医師や看護師だけでなく薬剤師や管理栄養士など8つのコース 高校生が様々な医療の仕事を体験
医療への関心を深めてもらおうと、高校生を対象にした「オープン・ホスピタル」が15日、三重県鈴鹿市の鈴鹿中央総合病院で開かれ、高校生たちが様々な医療の仕事を体験しました。
医師や看護師など、医療の職を目指す高校生の職業選択に活かしてもらおうと、毎年この時期に開かれているもので、鈴鹿市と近隣の高校の3年生81人が参加しました。
参加者を前に挨拶に立った鈴鹿中央総合病院の北村哲也院長は「医療職は感謝されることが多く、やりがいのある仕事。病院の状況を働く目線で見ることで、これからのモチベーションにしてほしい」と話しました。
その後、高校生たちは医師や看護師、薬剤師や管理栄養士など8つのコースに分かれて体験を行いました。
そのうち、医師のコースでは、メスやはさみなどの使い方を教わったほか、実際に、柔らかい板を皮膚に見立てて縫合の体験を行いました。
また、看護師のコースでは血圧や心拍数、酸素の濃度を実際に測ったり、患者への声の掛け方や手術のイメージなどを質問したりして、看護師の仕事のやりがいを感じていました。
参加した高校生は「優しく接してもらったことがあるので、優しく丁寧に看護をしたい」「自分が興味を持っていたことを深く知ることができて良かった」「手順がいっぱいあって難しい。大変な仕事だと思った」などと話していました。