冬の日差しと山から吹き下ろす風でシャキッ 切り干し大根生産ピーク
三重県御浜町では、切り干し大根の生産がピークを迎えています。
御浜町上市木の丘陵地にある御浜天地農場で、冬の日差しと山から吹き下ろす風を利用し、切り干し大根の生産が盛んに行われています。
20年ほど前から奈良県五條市のパンドラファームグループは、晴天が続く1月から2月にかけて天日干しを続けています。
滋賀と和歌山で栽培した有機ダイコンを厚さ約3ミリ、長さ10センチほどの千切りにして農場へ運び、従業員ら約10人がほぐしながら網に並べます。
一度に約10トンが干され、日の光を反射して、白いじゅうたんのように輝くダイコンは、4日前後で水分が抜けて甘くなり、重さは20分の1ほどになります。
今年は例年並みの3トンが関西や東海地方などに出荷されるということです。
農場の責任者は「今シーズンは雨が少なく順調に天日干しができている。シャキッとおいしい切り干し大根をぜひ食べてほしい」と話していました。