会社設立した高校生が株主総会の形で決算報告 出資者からは質問やアドバイス 三重県立鳥羽高校
高校生が地元企業に出資を募り、会社を設立して製造や販売などを行う「起業体験プログラム」の報告会が、17日に三重県立鳥羽高校で行われました。
鳥羽高校出身で、全国で「起業体験」などをプロデュースするジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事の中川直洋氏を講師に迎え、鳥羽高校の1年生を対象に「とばっ子カンパニー(JPX起業体験プログラム)」として実施してきたもので、今回で3回目となります。
「起業体験プログラム」では、去年の春から1年生40人を8つのグループに分け、鳥羽特産で日本最古の柑橘「倭橘」を使った洋菓子や、釣りの道具など、地元の特色・特産物をいかした企画に着手してきました。
出資者にプレゼンを行って資金を調達し、8つの会社を設立しました。
地元企業の協力のもと商品を開発・製造するなどし、去年の秋には地元のショッピングセンターで販売会を開催しました。
17日は、出資者を前に株主総会の形で販売実績などの決算報告を行い、生徒たちは出資者から質問やアドバイスを受けていました。
生徒からは「将来は飲食店を経営したい。原価や利益について学べたので将来にいかしたい」「社員を引っ張っていくリーダーシップについてや、商品開発のテクニックなどをいかしていきたい」などの声が上がっていました。