中学校「理科」でオンライン方式初導入 全国学力テスト 三重では約2万8000人が試験に臨む

小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」が17日、一斉に行われ、県内の小・中学校でも試験が行われました。
全国学力テストは、子どもたちの学力を把握し授業の改善につなげようと、毎年、文部科学省が全国一斉に行っています。
県内では、対象となる小学6年生と中学3年生がいない学校を除く全ての公立の小・中学校など491校が参加し、約2万8000人の児童・生徒が試験に臨みました。
今年は、「国語」と「算数・数学」に加え、3年ぶりに「理科」の試験が行われ、中学校の「理科」はパソコンやタブレット端末を使って問題に答えるオンライン方式が初めて導入されました。
去年の全国学力テストで、県内の平均正答率が全国平均を上回ったのは中学校の数学のみで、県教育委員会では、教員を対象にした授業改善の研修会を開き、課題が明らかになった教科の問題集を配布するなどして児童・生徒の学力向上に努めてきたということです。
学力テストの結果は、7月下旬に公表される予定です。