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三重県産の野菜や果物などをハラルビジネスに 世界マーケットへ販路拡大を

 イスラム教の戒律に沿った食べ物などを扱う「ハラルビジネス」について理解を深めるセミナーが5日、三重県津市にある百五銀行で開かれました。

 「ハラル」とは、イスラム教で「許されている」という意味の言葉で、百五銀行が「ハラルビジネス」への可能性を広め、最新の情報を届けようと開いたもので、インバウンド客と関わりのある観光事業者や輸出関連企業など約65人が参加しました。

 はじめに百五銀行の杉浦雅和頭取が「イスラム教徒は世界の人口の約4分の1を占めると言われ、ハラルビジネスは世界で最も魅力的なマーケットの一つ」とあいさつしました。

 セミナーでは、ハラル認証の取得支援を行う「ハラル・ジャパン協会」の担当者が講演し、三重県内で生産される野菜や果物などの一次産品は、基本的に「ハラル」のものが多いと説明し、「ハラルビジネス」への参画を促していました。

 また、百五銀行と三重県漁連が連携してハラル認証を取得した伊勢マダイや海苔などの試食も行われ、参加者は関心を寄せていました。

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