シードの津田・菰野・三重が準決勝へ 吉留擁する近大高専敗れる 明野対鈴鹿の試合は継続試合へ 高校野球三重大会準々決勝
夏の高校野球三重大会は24日、準々決勝が行われました。四日市市霞ケ浦球場の第1試合。大会第1シードの津田学園にノーシードから勝ち上がった高田が挑みました。
高田が2回に先制すると、5回にも2点を取り、4対1と第1シード津田学園に対し3点リードします。
対する津田学園は、8回裏、1点を返し、さらにツーアウト1塁2塁から、7番・宮地がタイムリーツーベースを放ち、同点に追いつきます。
試合は互いに譲らず、延長タイブレークに突入します。
10回表の高田の攻撃を0点に抑えた津田学園は、その裏、相手の守備のミスで満塁にチャンスを広げると、バッターは、途中出場のピッチャー桑山。
レフトへの犠牲フライで1点をあげ、5対4とし、延長タイブレークの末、津田学園が2年連続の準決勝進出を決めました。
津球場公園内野球場の第1試合。今大会全試合で二桁得点の三重と、2･3回戦を1点差のゲームで勝ち上がった海星が対戦しました。
1回表、三重はランナーを2塁において、3番・澤村がホームランを放ち2点を先制。試合を有利に進めます。
その後は互いに点を取り合い、5対2で迎えた9回裏。後がなくなった海星は2連打でチャンス作りますが、あと一本が出ず。粘る海星を振り切った三重がベスト4に駒を進めました。
四日市市霞ケ浦球場の第2試合は、第2シード菰野が157キロの吉留を擁する近大高専と対戦。
試合は2対2で迎えた8回表、菰野が先発・武内を攻めて1点を勝ち越すと、後がなくなった近大高専はエース吉留を投入。150キロ超えのストレート連発、最後は157キロで三振にしとめ、後続を断ち切ります。
しかし、菰野は7回から登板したエース栄田が近大高専の反撃をおさえると9回に吉留から1点をもぎとり、試合を4対2で制して、準決勝進出を決めました。
津球場公園内野球場の第2試合、明野と鈴鹿の一戦は序盤から鈴鹿が得点をあげ、5回を終了したところで、激しい雷雨に。天候は回復せず、大会初の継続試合となり、翌日に持ち越されました。
準決勝2試合は、27日に四日市市霞ケ浦球場で行われる予定です。
四日市市霞ケ浦球場第1試合、高田とのタイブレークを制した大会第1シードの津田学園と、継続試合となった明野対鈴鹿の勝者が対戦します。
第2試合、第2シード菰野と三重が決勝進出をかけて戦います。