カナダの体操国際大会で銀メダル獲得の中学3年生 「ロス五輪では金を」
カナダで開かれた体操の国際大会で、三重県四日市市の相好体操クラブに通う中学3年生の棟田琳音選手が銀メダルを獲得しました。
パリオリンピックに出場した岡村真選手と共に、3年後のロサンゼルスオリンピック出場を目指します。
相好体操クラブに所属する棟田選手は3月、カナダで開かれた国際大会に出場し種目別で準優勝。また去年、ジュニアのアジア大会の個人総合で優勝するなどの結果を残し、現在、体操女子の日本代表に選ばれています。
棟田選手は「2回目の国際大会ということもあり、緊張というより楽しんで演技ができた」と振り返ります。
竹澤千鶴コーチは「大会で手を挙げた瞬間にニコっと笑顔を見せ、堂々と演技をしてくれたので頼もしいと思った。パワフルで元気な体操が強み」と誇らしげに話します。
棟田選手が所属する相好体操クラブでは、去年のパリ五輪に日本代表として出場した岡村真選手も練習しています。
竹澤コーチが「岡村選手の練習方法や気持ちの持っていき方を近くで見ていたので、お手本や目標として強みになる」と話すと、棟田選手は「岡村選手を目標にしていた。今は3年後に五輪があるので、ライバル意識が強くなっている」と闘志を見せました。
偉大なオリンピック先輩とともに練習し、互いに切磋琢磨しながら3年後のロサンゼルスオリンピック出場を目指します。「まずは4月の世界ジュニアに出場して、ロサンゼルスオリンピックで金メダルを取りたい」と棟田選手は決意を新たにしていました。