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インフルエンザとコロナのワクチン接種を 免疫つけて身を守る

 三重県内ではインフルエンザが流行していますが、新型コロナウイルスの感染にも注意が必要です。国は65歳以上の高齢者などを対象とした、新型コロナワクチンの定期接種を推奨しています。

 新型コロナワクチンは昨年度まで全額公費負担で無料で接種を受けられましたが、今年10月からは季節性インフルエンザと同様に原則、接種費用の一部自己負担が求められる「定期接種」となりました。

 定期接種の対象となるのは、65歳以上の高齢者と、60歳から64歳までの基礎疾患があり重症化リスクの高い人たちです。

 国によりますと接種費用は1回あたり1万5300円ですが、国と自治体の補助により県内の多くの市町では1回限り自己負担は2100円です。
 
 四日市市にある小山田温泉記念病院の村嶋正幸院長は、全国の新型コロナの死者数は、5類となった去年5月から今年4月までの1年で約3万2600人と、インフルエンザ死者数の約15倍で、大部分を高齢者が占めることから、自身の身を守るためにもワクチンで免疫をつけることが大切だと話します。

「ワクチンは重症化に対して予防効果が高い。高齢者や基礎疾患のある人は接種をおすすめする。インフルエンザの流行期に入ってきたので、インフルエンザワクチンと同時にコロナワクチンの接種を」と呼びかけていました。

 インフルエンザワクチンとの同時接種は可能だということでが、副反応が心配な場合は間隔をあけて接種してほしいということです。

 四日市市では、補助が出るのは1月末までで、県内の市町によっては3月末までとなっています。自己負担額は亀山市で2000円、多くの市町では2100円となっています。

 2回目以降の接種は全額自己負担となり、市町によって補助が出る期間が異なるということです。

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