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へき地でオンライン診療できる新車両 診療所までの患者移送も

へき地でのオンライン診療や患者を診療所まで移送する車両を三重県鳥羽市が独自で導入し、10日に関係者へお披露目されました。

人口減少や医療人材の不足が課題となる鳥羽市鏡浦地区で、医師の移動に頼らず、患者に負担が少ない効率的な医療提供を目的に、去年12月から実証事業を行ってきたもので、今回、新たに1650万円をかけて鳥羽市独自の車両が購入されました。

新しい車両には、鳥羽を舞台にした歌川広重の浮世絵作品を参考に、鳥羽の景色の中を泳ぎ回る医師の姿が描かれています。

車内では遠隔診療支援システムを活用したオンライン診療や、心拍数や血圧などの情報が共有できるほか、医療サービスとともに通院を必要とする患者の診療所までの移送も行います。

神島診療所所長の小泉圭吾医師は「鳥羽市の取り組みが日本のへき地医療の新しい体制構築のきっかけになれば」と期待を寄せていました。

鳥羽市医療MaaS(マース)車両は、19日から本格運用が始まる予定です。

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