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ご飯を炊くのも「釜」から「炊飯器」へ 時代とともに形を変える「くらしの道具」の企画展

 昭和初期から現代にかけて人々の生活を支えてきた「道具」を集めた企画展が、三重県総合博物館MieMuで開かれています。

 県内の小学生の多くが授業で「くらしのうつりかわり」について学ぶ時期に合わせて企画されているもので、会場には料理、洗濯、掃除で使われる昭和から現代にかけての道具約50点が展示されています。

 かまどで火を起こしてご飯を炊いていた「羽釜」から「電気炊飯器」、そして「保温機能付きの電気炊飯器」へと変化し、ひとつの道具が時代とともに形を変えていく様子が分かり、より便利なものを追及し、作り上げてきた先人の努力が伺えます。

 また、昭和の初め頃に普段着だった「着物」を手入れするための道具もあり、手間をかけながら持ち物を丁寧に扱って長持ちさせようという当時の人たちの物を大切にする心も伝わってきます。

 学芸員の門口実代さんは「おじいちゃん、おばあさんとお孫さんなど世代の違う家族で来館した折には、ぜひ昔の暮らしや道具について、色々話をしてもらえたら」と話しています。

 三重の実物図鑑特集展示「くらしの道具」は三重県総合博物館MieMuで3月2日まで開かれています。

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