「例年通り甘く仕上がっている」 かんきつの大トロ「せとか」と「デコポン」出荷最盛期
三重県御浜町などでハウス栽培される「せとか」と、露地栽培の「デコポン」の出荷が最盛期を迎えています。
濃厚な甘さから「かんきつの大トロ」と称される「せとか」は、「清見」と「アンコール」「マーコット」の交配種です。
1玉250グラム前後と大ぶりで、御浜町などでは年間130トンほどが育てられています。
去年の猛暑や少雨の影響が心配されましたが、大きさや糖度ともに例年並みだということです。
御浜町にある濱浦祐樹さんのハウスでは7日から収穫が始まり、「例年通り、甘く仕上がっている」と話していました。
濱浦さんのハウスでは、2月下旬までに4トンの収穫を見込んでいます。
また、「デコポン」は「清見」と「ポンカン」を掛け合わせた「不知火(しらぬい)」のうち、糖度13度以上、酸度1%以下で、盛り上がったヘタが特徴です。
この地域では年間120トンほどが出荷されています。
町内の選果場では、従業員約20人が連日、農家から持ち込まれた実の傷や色合いをチェックし、一つずつ箱詰めしています。
「デコポン」は3月中旬まで中京圏などに出荷されます。