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豊かな感性を持つダウン症の人たちの創作活動を支えた芸術家が初の個展

 ダウン症の人たちの創作活動を支えてきた芸術家・佐藤敬子さんの個展が、三重県津市にある三重県立美術館の県民ギャラリーで開かれています。

 佐藤敬子さんは、松阪市出身で現在75歳、豊かな感性を持つダウン症の人たちのためのアトリエを志摩市に設け、30年以上にわたって創作活動を共にしてきました。

 佐藤さん自身の個展は今回が初めてで、20代から制作してきた作品88点が展示されています。

 志摩市にあるアトリエの窓辺から見える緑豊かな自然、英虞湾を描いた作品が数多く、その柔らかなタッチからアトリエでの穏やか時間が感じ取れます。

 佐藤さんは「アトリエのみんなが楽しく描いているから、こちらも楽しい気分になれる。作品を見た人には幸せな感じ、嬉しい気持ちになってもらえたら」と話しています。

 この「窓辺の休息・佐藤敬子展」は、津市にある三重県立美術館の県民ギャラリーで7月21日まで開かれていて、最終日にはトークイベントも予定されています。

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