兵士が使っていた水筒や懐中時計 リトルボーイ実物大ポスターも 戦争と平和考える展示 三重県総合博物館
広島に原爆が投下されて6日で79年となります。津市にある三重県総合博物館MieMu(ミエム)では、原爆の被害や当時の生活を紹介する企画展が開かれています。
核兵器や戦争の悲惨さを伝え、平和への思いを次世代へつなげようと毎年開かれているもので、会場には原爆被害を解説したパネルや、戦時中に兵士が使っていた水筒や懐中時計など資料28点が展示されています。
中でも、広島に投下された原子爆弾「リトルボーイ」の実物大ポスターは、見る者を畏怖させる圧倒的な存在感があり、核兵器の恐ろしさを改めて感じさせられます。
また、同じく開かれている企画展「戦争と三重」では、金属製品の回収が求められた戦時下で、「代用品」として作られた陶器製のアイロンや木製のボタンなどが展示され、不自由な戦時下をたくましく生き抜いた三重県民の生活の知恵を学ぶことができます。
2つの企画展は25日まで開かれています。