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「オリンピック最高!レスリング最高!」 三重県四日市市出身の藤波朱理選手 圧巻の勝利で金メダル ふるさとも興奮

 熱戦が続くパリオリンピック。三重県四日市市出身の女子レスリング藤波朱理選手は9日未明の決勝で勝利し、初の金メダルを獲得しました。

 レスリング53キロ級の藤波選手は、日本時間の9日未明、世界ランキング1位のジェペスグスマン(エクアドル)との決勝戦に臨みました。

 藤波選手は第1ピリオドからタックルなどを決めて6-0で折り返すと、第2ピリオドでバックを2回取り、10-0としてテクニカルスペリオリティー勝ち。圧巻の勝利で初の金メダルを獲得しました。

 この勝利により、自身の連勝記録も137にまで伸ばしました。

 藤波選手は「もう最高です!オリンピック最高!レスリング最高!4歳から父のもとでレスリングをやってきた。ぶつかり合うことだらけでケンカも多かったが、やっぱり父がいなかったらここにはいないと思う。一番感謝したい存在」と喜びと感謝の気持ちをあらわにしました。

 四日市市内にある藤波選手の母校の小学校で行われたパブリックビューイングには、早朝から森広市長をはじめレスリング関係者や地元の応援団など約350人が集まり、パリに向けて声援を送りました。

 森市長は「四日市から金メダリストが誕生したことを嬉しく思う」と話していました。

 声援を送った中学時代の同級生たちは「最高!ありがとうしかない」「金メダルという形で夢をつかみ友だちとして誇りに思う」などと喜んでいました。

 また、幼少期から指導してきたいなべレスリングアカデミーの弓矢完二コーチは「この日を待ちわびていた。次のオリンピック目指してほしい」と話していました。

 女子レスリング53キロ級では、前回の東京大会で優勝した同じ四日市市出身の向田真優選手に続き2大会連続の金メダルです。

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