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デスク席から(96) あれから52年 高度成長の代償

 「忘れてもらっては尚子がかわいそう」…こう話すのは、谷田輝子さん(90)。
1972年、四日市ぜんそくで娘の尚子さんを亡くしました。尚子さんは当時9歳。
冒頭の言葉は、今月四日市市で開かれた公害犠牲者の追悼式で取材に応じた輝子さんの言葉です。
大きな悲しみに陥った輝子さんでしたが、無念の思いを伝えたいと「語り部」として奔走。

その活動を知った四日市市の男性が、これまで封印してきた経験を語り始めました。
彼も公害で大切な人を亡くしていたのです。
「輝子さん親子も私達も高度経済成長の犠牲者です」
高校スポーツの名将が語る思いとは。
男性の短歌とともにお伝えします。

Mieライブ・月刊大谷ジャーナルは、10月2日(水)放送です。

報道制作局 小川秀幸

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